パールハーバーにおける戦争と芸術 -Part 1-

2018年1月17日更新

第二次世界大戦の歴史は言葉だけでなく、絵画でも伝えられています。その中には遠く離れた前哨地で、借り物や拾い集めた素材を使って、仮設建物の壁や天井に描かれたアート作品も含まれています。前哨地で描かれたこれらの絵を見て、兵士達は故郷での生活や彼らの夢、そして彼らの使命に思いを馳せたことでしょう。これらの作品からは、戦闘の様子やその当時のフォークアートのトレンドなど、様々な洞察をすることができますが、年代や素材的な理由から現在まで残っているものはわずかです。

6つの壁画

太平洋航空博物館パールハーバーの格納庫37で展示中の6つの壁画はどれも第二次世界大戦中のもので、もとはミッドウェー環礁にあった海軍の映画館内に描かれていました。その映画館は、なんでもこなす“シービー(海の蜂)”として知られる第123海軍設営隊によって建てられました。彼らの記章には、戦場での非常事態を象徴する“並び競う3頭の馬”が描かれていました。この絵は、当時A中隊第2小隊に所属していたモンタナ州ミズーラ出身のヴィクター・ネルズ・ソランダーが創作しました。彼は30代の時にシービーに入り、戦後は故郷へ帰りました。これらの壁画には、太平洋戦争であちこちの前線に散らばっている兵士達の様子などが描かれています。

 

金色に輝く魚雷を注意深く潜水艦に積む米海軍水兵。

 

南太平洋諸島での水陸両用作戦のワンシーン。砲火の雨の中、海軍の上陸用舟艇から走って上陸する陸軍兵士。

Part 2へ続く